投資に強くなろう!2019年の振り返りと2020年の展望

2019年はどのような1年だったでしょうか。

皆様の中には、今年初めて投資の世界に足を踏み入れたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ワンコイン投資、テーマ投資は、投資が初めてという方のために分かりやすさを第一とし、複数の金融商品への分散投資によって価格変動リスクを比較的抑えたサービスなので、まだまだ投資のことはよくわからない!という方でも投資体験をお楽しみいただけますが、お客様の中にはこれを機に投資のことや経済のことに強くなりたい!と考えられている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんなお客様のために、2019年を振り返って市場の動きやサービスでの運用実績をまとめてみました。政治や経済、その他社会の様々な出来事がどのように投資とつながっているのか。そんなことをわかるヒントになれば幸いです。

その名も【投資に強くなろう!2019年の振り返りと2020年の展望】です 🎉

お時間のあるときに、ごゆっくりお読みください。☕ 🐥


2019年、激動の1年を振り返る


2019年のマーケット動向は、大まかに次の3つのポイントで語ることができます。

・米中貿易摩擦に対する一喜一憂
・世界的な金融緩和によるマーケットの下支え
・年間の株式市場は絶好調

1. 2019年1月から2019年3月まで

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2018年末の荒れ相場での悲観が、年明けに和らぎました。1月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)において「辛抱強く」という文言が追加され、米国の中央銀行は今後の金融政策の判断について慎重に見守るという姿勢を確認できたこともあり、2月までの株式市場は上がり調子でした。同期間、日経平均株価も年初からの2ヶ月間で+6.85%上昇しました。

3月、FOMCが世界景気に対する警戒心から、金融緩和のための利上げ打ち止めスタンスを示したことで、前言の「辛抱強く」の事実上の撤回となりました。その結果が皮肉にも、市場参加者の間では世界経済の減速の懸念と捉えられて、米国長期金利が短期金利を下回る「逆イールド」が発生しました。株式市場は楽観的なのに対して、債券市場に世界経済への不安が集中する状況となりました。

2. 2019年4月から5月まで

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4月には中国経済減速の懸念が和らいだこと、米国経済の好調ぶりなどから楽観的な見方が広まり、この間日経平均株価は+4.96%の上昇となりました。

しかし、5月には米中貿易協議が決裂し、米国は中国に対しての制裁関税の引き上げを発表したことにより、投資家心理は再び悲観に転じました。リスク資産から安全資産への資金の引き上げも観測され、日経平均株価は-7.44%と、月間では今年一番の下落幅となりました。

3. 2019年6月から8月まで

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6月、日米欧の中央銀行では緩和的な金融政策の意向を示し、7月には米国において予防的な利下げが行われました。世界的な金融緩和によって市場に安心感がもたらされたことで、5月末から7月末までの期間で日経平均株価は+4.47%となりました。

そして8月、米国が中国に対して第四段制裁関税の発動を発表したことで、再び世界経済への懸念、これまでの利下げによる金融緩和は不十分ではないかという見方が広まりました。7月末から8月末までの期間で日経平均株価は-3.79%の下落となりました。

4. 2019年9月から12月まで

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9月から11月にかけて、米中貿易関係は制裁の一部撤回など、進展の兆しをみせました。米国経済が堅調であることもあり、世界経済は安心感が増しました。日本では10月から消費税の増税が始まりましたが、キャッシュレス還元施策などで消費の冷え込みを防止できたこともあり、11月末までで日経平均株価は+12.5%と堅調な推移となりました。

12月にはトランプ大統領が米中貿易協議の先送りと新たに各国への制裁関税の意向を示したことで市場は一時的に混乱しましたが、対中制裁関税第4弾の全面発動を見送ったことや、英国総選挙での保守党の勝利によりEU離脱がほぼ確実となって将来への不確実性が低下したことから、日経平均株価は大幅に上昇しました。

今年の世界の株式市場は、世界主要国の株式指数がおよそ20%程度の上昇という絶好調の結果になりました。(12月26日時点)


運用実績の振り返り

ワンコイン投資とテーマ投資、FOLIOおまかせ投資における運用実績を紹介します。

◯ワンコイン投資・FOLIOおまかせ投資におけるポートフォリオの運用実績シミュレーション(*)

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・チャレンジ運用 +19.43%
・積極運用 +18.77%
・バランス運用 +16.68%
・堅実運用(ワンコイン投資兼) +14.31%
・安定運用 +11.62%

(*)2018年12月28日から2019年12月25日の期間、ワンコイン投資・FOLIOおまかせ投資に投資していたと仮定した場合の資産評価の推移。手数料は2019年9月末まで税込1.08%、以降1.1%で考慮、分配金はリバランス時に再投資。リバランスは実際の最適比率と同じ、最適ポートフォリオとの乖離はないと仮定。ワンコイン投資による積み立ては行わず、運用のみ行ったと仮定。


◯テーマ投資

テーマ投資全体の運用成績は、平均して+16.14%となりました。(**)

(**)FOLIOテーマ投資のすべてのテーマについて、2018年12月28日から2019年12月25日まで(2019年以降に公開されたテーマでは、公開時から2019年12月25日まで)のテーマ価格の終値の値動きを計算し、単純平均したもの

また、全テーマの中で、同期間でのリターンが20%以上となったテーマは33テーマとなりました。

今年夏以降に公開されたテーマの中にも、短期間で比較的大きなリターンを記録しているテーマがあります。

5G フェーズ1(8月20日公開) +28.48%
隠れ高収益企業(7月22日公開) +26.31%
アニメブーム(セレクト)(6月27日公開) +21.28%
消費増税(9月30日公開) +15.01%
テーマパーク(6月27日公開) +9.40%


FOLIOは比較的新しい証券会社ではありますが、LINEで500円から積立投資ができる「ワンコイン投資」、ロボアドバイザー「おまかせ投資」、テーマに沿った株式ポートフォリオに投資ができる「テーマ投資」など様々な商品がありますので、2020年もご愛顧いただけますと幸いです。


勝負はもう始まっている!? 2020年はココに注目。


2020年の注目すべきポイントは、下記の3つです。

1. 2020年も緩和的な金融環境が継続
米国は2019年に3回の予防的な利下げを実施しましたが、12月のFOMCでは2020年の政策金利を据え置きとする見通しを示したことから、しばらく利下げ休止期間が続くことが想定されます。来年も引き続き、緩和的な金融環境が経済成長を支える可能性があると考えられます

2. 日本の大型財政政策や東京オリンピックによる経済効果
日本においても、事業規模26兆円の財政政策が実施されることや、来年7月に開幕するオリンピックでの経済効果に要注目です。10月の消費増税の影響で国内の景気は停滞していますが、上記2つによって経済の状況は好転する可能性があり、投資家心理も安心感があると考えられます。

3. 11月の米国大統領選挙
11月に米国の大統領選挙が実施されます。トランプ大統領は、2020年の米国経済を景気後退に陥らせないことが、再選に向けて重要だと考えられます。そのため、2019年同様に米中協議などの不確実な動向に左右される場合もありますが、選挙に向けて何かしらの対策を講じる可能性も期待できます。


ここまでお読みくださった皆様、本当にありがとうございます!
それでは皆様、よいお年をお過ごしください。そして2020年も、宜しくお願いいたします。

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